美野川は室長と、室長の息子「洋介」の3人は、美野川の夫がシェフをするお店で食事をしていた。
テーブルに運ばれてきた「仔羊(ラム)のノワゼット赤ワインソース和え」を食べた美野川は、
その口の中でとろけるような肉に感動を隠せない。
さらに、偶然隣の席に居合わせた、フランス料理の評論家「秋元」も、
「ノルマンディの海風をあびて育った世界最高級の羊・・・!この味は本物のプレ・サレだ」
と、その味に大満足!
しかし、なぜか隣にいる洋介が美野川の反応を嬉しそうにしていた。
何かと思い尋ねた美野川は、実はその羊を飼育していたのは、洋介自身であるという事を教えてもらう。
日本の羊肉は臭くて食えたものじゃないとよく言われるが、一体なぜ洋介の育てた羊はこれほどおいしいのか!?
その疑問を解消するべく、美野川達一行は北海道羽幌町焼尻島に向かうっ!!
「口福のひと」(あおきてつお)第11話・21世紀のラム王国は北海道だ!を公開中!!