【リバイバル】新谷かおる&佐伯かよの・「風林火山」公開中です!!


『全国プロレスファンのみなさま本日は女子プロレス選手権試合60分3本勝負を都立体育館特設リングより中継でお送りします』『解説は評論家の穴場探さんよろしくお願いします』『娯楽の殿堂紳士の社交場でおなじみのうぐいす谷チェーンの提供でお送りします』『赤コーナーは今や魅力・腕力・実力と三拍子そろった”マットの母”風林火山』『対します青コーナ リングの妖精 肉体派!ミス・エマニエル』『ゴングが鳴りました 中年が勝つか肉体派か……』

『あっ ごらん下さい風林火山がいつものサインを出しました 5分と言っております』『風林火山 はたして5分でミス・エマニエルをリングに沈めることができますか』『解説の穴場さん 今日の風林火山は強気ですねェ まさに絶好調の感じがしますが……』『そうですね…』『その動き風のごとく 技の数林のごとし 燃ゆる闘魂火のごとく 不動の人気山のごとし』『この番組をゴールデン・タイムに放送できるというのも風林火山の力といっても過激ではないでしょう』「すげぇなぁ このおばちゃんほれぼれするわ」「本名も素性もわからないのがまた魅力の一つなのよ マネージャーはだんなさんらしいわよ」「みんな そんな番組なんか見てないで勉強しなさいよ高校受験は目前よ」「百合子くんもごらんよ おもしろんだから」《大介くんまで…》「あたし帰るわ」「百合子」


thumnail一ノ瀬かおる、後にも先にもペンネームを使ったのはこれが初めて。

この作品の価値(?)はといえば日本初(世界初)の女子プロマンガ!!

…ということでしょうか(あとがきより)。


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一ノ瀬かおる(新谷かおる&佐伯かよの)


●新谷かおる

大阪府豊中市出身。

1972年にりぼん漫画賞佳作入選。「吸血鬼はおいや!?」でデビュー。

「少女漫画の感性と少年漫画の熱さを併せ持つ」極めて独自色の強い作風を確立。2011年より「クリスティロンドンマッシブ(コミックフラッパー)」を連載中。

妻は『緋の稜線』等の作品で知られる漫画家の佐伯かよの。


●佐伯かよの

山口県萩市出身。

1972年にりぼん漫画賞佳作入選。同年「世界一幸福な男の話」でデビュー。

SF色やサイコホラー色の強い作品も多いが、ラブコメディー作品や一種のスポ根作品も執筆するなど、多彩なジャンルで活躍してきた。

2007年からは新谷との夫婦コラボ作品「Quo Vadis(クオ・ヴァディス)(コミックバーズ)」を連載している。その他に、ハーレクイン社から出版されている原作の漫画化も手がけている。


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